2本の指を軸に、“丸み”をプラスして

そして指先の動きですが、基本は人差し指と中指を軸にして、ほかの指はそっとそろえます。手で何かを指し示す際などは、指先をそろえること。指をすっとのばすことで、指が長く綺麗に見えます。でも、指をピンと伸ばし過ぎると男性的な硬い印象になってしまいますので、ふんわりとした丸みを作って下さい。何か物を取り上げる時は、「握る」より「つまむ」感じを意識して。ただし、小指を立てるのはやり過ぎな感じがしますので注意しましょうね。

意外と油断しがちな「手」「指」の動きですが、とても目につきやすいパーツです。お相手への「丁寧」な気持ちをこめれば、手や指の動きも自然と女性らしく上品になるはず。形だけにとらわれず、心をこめて、手先に美しい表情をつけましょう。

手首を上に曲げ、体の前で腕をクロス!

「私はどうしても身のこなしが『ガサツ』になってしまいます。どのようにしたら良いですか?」―。レッスンやセミナーの際によく尋ねられます。ポイントはいくつかあるのですが、効果的なのは「手」と「指先」の動き。私は手と指先の動きで、女性らしさや可憐さを表現できると思っています。手先へのほんの少しの気配りで、所作は一段と美しくなるのです。

まずは、手の動きから。手には丸みをつけると、より女性らしさを演出できます。例えば、立ち姿や座り姿で、手をそえる時は、指先を少し丸く重ねると良いでしょう。そして、あらゆる場面で手首を少し上に曲げること。こうする事で、手先に女性らしさが生まれ、とてもエレガントに見えるのです。手の動きは気持ち「ゆっくり」と。「一回一動作」を意識して、丁寧に動かしましょう。左の物を右手で取る、右の物を左手で取る、つまり、体の前で腕をクロスするような動きも可憐さを演出する仕草の一つです。

脚が細く長くみせる「I(アイ)」のポージング

次に脚をより長く見せるポージング。コツはかかとを内側に入れること。そして左右どちらかの脚を前に出し、二本の脚をIのラインのように一本に見せること。かかとを内側に入れることで、膝の隙間がなくなり、脚が細く見えます。かかとを外側に向けてしまうと、O脚に見え、ふくらはぎの外側に力が入り余分な筋肉が付きやすくなるので要注意です。脚をIのラインにするポージングは、いわゆる「モデル立ち」「コンパニオン立ち」ですが、写真を撮る時に意識すると、とても効果的。その時、体は斜めにすると、よりホッソリとスタイル良く写真に写ることができます。信号待ちなど普段の立ち姿の時は、どちらかの足に重心をかけてしまうと体に歪みができてしまいますので、かかとをつけ、つま先は少し開き、左右バランス良く重心をかけて立つ方が良いと思います。その時でも、膝が開いてしまわないように注意して下さい。

自分の姿勢を客観的に観察して、どのようなポージングが美しいか、どこに力を入れるとよりすてきに見えるか…。普段から意識し、そして体に覚えさせることがとても大切だと思います。どんなに美しい顔や素晴らしいプロポーションをしていても、姿勢が悪かったら、その美しさも台無しです。正しい姿勢は、美の基本。背筋を伸ばして、颯爽と行動しましょう。